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「或る日の太平洋」仕様体裁

[軸装・額装共通] 限定 限定３００部（落款印・番号入り） 版種 手摺木版画 版数 ４５版１３４度摺 彫師 朝香元晴 摺師 菱村敏 用紙 越前特漉奉書紙 著作権者 横山隆 箱書：書家 岩浅写心

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[額装] 画寸法 ３５．５×６９．５ｃｍ 額寸法 ５６×９０ｃｍ

[軸装] 画寸法 ３５．５×６９．５ｃｍ 軸寸法 ４７．２×１５３．７ｃｍ 天 ・地 正絹支那 中廻し 正絹唐花遠州緞子 一文字・風帯 正絹水雲金襴 軸先 本象牙代用 様式 大和表装 本格手表装 機械一切不使用 風鎮 上染付六角 古代紫房 自在掛 古美 バネ式 自在掛 箱 柾目桐印籠箱／検印シール添付

略歴

明治元年	水戸市に生まれる。水戸藩士酒井捨彦の長男。
明治１８年	私立東京英語学校に入学、傍ら渡辺文三郎に鉛筆画を学ぶ。
明治２１年	母方の姻戚横山家を継ぎ、姓を横山と改める。 結城正明につき毛筆画を学ぶ。 東京美術学校創立事務所に狩野芳崖を訪ねて教えを受ける。
明治２２年	東京美術学校第一回生として入学。
明治２６年	東京美術学校卒業。
明治２８年	京都市立美術工芸学校助教諭に就任。
明治２９年	京都市立美術工芸学校退職、東京美術学校助教授。
明治３０年	第２回絵画共進会「無我」（銅牌）出品。
明治３１年	東京美術学校助教授辞職。日本美術院正員。 第５回絵画共進会「屈原」（銀牌一席）出品。
明治３２年	第７回絵画共進会「夏日四題」（銅牌）出品。
明治３３年	第８回、９回絵画共進会「長城」（銀牌）「木蘭」（銀牌一席）を出品。 春草と沿線主彩描法を以って臨む。
明治３４年	春草と九州 ・北陸各地へ写生旅行。
明治３５年	第１２回、１３回絵画共進会「茶々渕」（銀牌）「迷児」（銀牌）出品。
明治３６年	春草と共にインドに出発、カルカッタで作品展。 第１５回絵画共進会「釈迦父に逢う」（銀賞一席）出品。
明治３７年	春草らと共に渡米、ニューヨーク ・ボストンで作品展を開く。
明治３８年	春草とイギリスに渡る。ロンドン ・ベルリン ・パリで作品展を開く。 帰国後春草と連名で「絵画に就いて」の論文発表。
明治３９年	ロンドン ・パリ展覧会出品画を日本橋クラブに展覧。
明治４０年	文展審査委員。国画玉成会評議員。
明治４２年	第９回巽画会審査員。 第３回文部省美術展覧会「流燈」出品。
明治４３年	寺崎広業らと中国に出発。 第四回文部省美術展覧会「楚水の巻」出品。
大正０３年	日本美術員を再興。
大正１２年	第十回院展「生々流転」出品。
大正１３年	観山、鞆音、玉堂、栖鳳、春挙らと淡交会結成。
昭和０５年	イタリアに美術使節として出発。
昭和１０年	靫彦、古径、青邨、溪仙と共に帝国美術院会員となる。
昭和１２年	文化勲章を受ける。
昭和１５年	紀元２６００年奉祝記念展に「山に因む十題 ・海に因む十題」を出品。「霊峰四趣 秋」制作。
昭和１７年	「正気放光」を制作。
昭和２１年	日展審査員となる。
昭和２４年	第３３回院展「瀟湘夜雨」出品。
昭和２７年	第３７回院展「或る日の太平洋」出品。
昭和３０年	第４０回院展「風蕭々兮易水寒」出品。
昭和３２年	作品「不二」絶筆。
昭和３３年	死去。享年９０才。