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国宝・東大寺八角燈籠
大仏殿の前に建つ天平最古の燈籠が国宝の八角燈籠です。高さ4.6m、東大寺創建当初の物で、2度にわたる大仏殿の炎上をも無事にくぐり抜けた歴史的な遺品で、天平時代の工芸技術の枠を今に良く伝えています。大きな火袋の両面開きの扉四面には雲の中を走る四頭の獅子、他の四面には音声菩薩がそれぞれ菱形格子の透し地に浮彫りされていますが、特に音声菩薩の意匠は素晴らしく、しなやかな体つき、楽器を操る腕先と胸の間の遠近感、風を受けてなびく天衣など、立体的表現が見事です。
拓本
拓本は中国で唐時代に発明された複写術で、石や金属に彫られた文字や模様を原形のまま紙に写し取ります。文字の点画や線の微妙な部分まで原寸大で見ることができるため、考古学や、碑文・鐘銘などの文字文章を研究する金石学の分野では、拓本は不可欠の重要な資料であり方法といえます。また、白と黒のモノクロームで表現される簡素な美は、採拓者、墨の濃淡、天候その他の条件によって一枚一枚出来上がりが異なり、数にも限りがあるのでその原始性が芸術作品として鑑賞の対象となり、極めて貴重です。
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薮田夏秋氏 略歴 | ||
(本名 夏雄)日本表装研究会会長 1939年6月9日京都市に生まれる。父薮田嘉一郎は古代史家。 1963年京都府立大学文学部国語学科卒業後 芸術出版 綜芸舎経営。 拓本家として日本の多くの文化財はもとより中国・インドに出かけ拓本を取る。 現在、拓乃会会長、日本拓本研究会本部長として拓本の普及と指導に当たる。 読売文化センター拓本講師。「朝日カルチャーセンター」「産経学園」等で表具の指導。 京都芸術短期大学での表装講義。 京都学園大学で拓本講義。名古屋芸術大学で毎年特別講師として表装指導。 |
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※カタログ上の色と現物の色は多少異なる場合があります。また、見本の額等は変更される場合がありますので、ご了承ください。 |
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